鏡の国の時計塔

霧野しおり

ゲームブック・18パラグラフ・エンディング5個

古道具屋の姿見に吸い込まれると、そこは右と左があべこべの鏡の国だった。挿絵もすべて左右反転。反転した懐中時計の針を読み、さかさまの塔と横倒しの書庫を抜けて、もとの向きの世界へ帰れるか。

タグ:挿絵、ファンタジー、鏡、謎解き

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冒頭

路地裏の古道具屋の奥に、布をかけた大きな姿見があった。店主は帳場から顔も上げずに言う。「その鏡は売り物じゃない。覗くのはかまわないが、触らないように」布の端から、鏡の縁の飾りがのぞいている。映っているのは店の中のはずなのに、なぜか時計の音が逆向きに聞こえた。

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